2020年5月12日 1分で話せ
BU(◎)DOHです。
就活で面接が差し迫ってまいりました。
ということでこの本を読みました。
日誌
1分で話せ(伊藤羊一)を読みました
「何が大事なのか」「どうしたら相手に伝わるのか」を考える
序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと
ー上手いプレゼンより、「動いてナンボ」
・「人はあなたの話の80%は聞いていない」
・「1分」で話す
1分でまとまらない話は何時間かけて話しても伝わらない
・「右脳」と「左脳」に働きかける
ロジカルに伝えて、熱狂するマインドも必要
第1章 「伝える」ための基本事項
何のためにここにいるのか、なんのためにプレゼンをするのかと言う目標を持つ
■相手は誰か?どんなことに興味があるのか?
「誰に、何を、どうしてもらいたい」
相手
- どう言う立場にいるのか
- どんなことに興味があるのか
- どんなことをこのプレゼンに求めているのか
- 専門的な要素についてどのくらい理解できるか
- 何をどんなふうに言うとネガティブな反応をするのか
聞き手のイメージ、反応を想像しながら作り上げる
■ゴールは何かー「理解してもらう」はゴールにならない
- 聞き手が賛成にせよ反対にせよ、なんらかの意見を表明してくれればいいのか
- 聞き手が賛成してくれたらいいのか
- 聞き手に動いてもらう必要があるのか
と言う、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決める
■結局、動かしてなんぼー「綺麗に話す」のは目的じゃない
「相手が動くために、できることを全てやり切る」
距離を縮める、ツッコミどころを用意する…
第2章 1分で伝えるー左脳が理解するロジックを作る
■てっぺんのないピラミッドになってないかーロジカルな1分ストーリーを考える
結論と根拠があり、その結論を一番上に、根拠をその下に並べる。意味が繋がっていればロジカル。
■考える=結論を導き出すー事実やデータは結論ではない
「考える」とは、「自分の中にあるデータや自分の外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと」
この場で伝えたい結論は何かをはっきりさせる。まずはピラミッドの下の根拠を並べて「だから何?」を問う。出てきた答えに対して、「本当か?」と問う。
結論:これは売れる 根拠:こう言うメリットがある…
動いてもらう「方向」を出すのが結論
■根拠は3つーピラミッドで「枠組み」を共有しよう
私の主張はこうです。理由は3点あって、1点目はこう、2点目はこう、3点目はこうです。
■意味が繋がっていれば「ロジカル」ー1分で誤解なく伝える
「結論と論拠」は「意味が繋がっている」必要がある
意味が通じるかどうかは聞き手が決めること。「ロジックが隠れている」ことに注意する。
■「基本的に」は不要ーいらない言葉をいかに削るか
・「基本的には」→不要
・「先に述べたように」→話をする際には不要
・「の観点で」「を念頭に」といった言葉
・削ることを念頭に→削るべく
・カンタンな言葉を使う→カタカナより平仮名の日本の言葉の方がわかりやすい
聞き手は必要最低限の情報しか欲しくない
■頑張ったことは話すな!ー話が伝わらなくなる4つの話
「プロセス」を話す/気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
・「プロセス」を話す
相手は結論を聞いて判断したいので、頑張ったことには興味はない
・気を遣いすぎる
ポジションを明確にすることは大事
・自分の意見とは違うことを言う
しっかりと主張を述べる。
・笑いを入れる
「面白い」のはロジック
■通じない時は、前提を揃えておく
- こんな事例において
- 今の時代において
- このコミュニティで
まとめ
- 前提を聞き手と共有する
- 主張(結論)を明確にする
- 主張を説明する根拠を複数用意する(3つくらい)
- 意味が繋がっているか、「〜だから、〜だ」と読んでみてチェックする
第3章 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
■集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」
話を聞いてぼーっとしてしまう時
プレゼンしている間、集中力をこちらに向け続けてもらう
資料作り、ストーリー展開、聞き手に伝えるときの言葉遣い全てにおいてスッキリ・カンタンを心がける
■言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則
グラフにするのは基本/状況を「位置」に込める/スライドは「読まずに頭に入る」ことを目指す
プレゼンで話す言葉は「短く、言い切る」
・グラフにするのは基本
必要な情報だけ強調
・状況を「位置」に込める
図表の並べ方に意味を持たせる
・スライドは「読まずに頭に入る」ことを目指す
資料の文字は少なく頭に入る方がいい
■カンタンー中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
第4章 1分でその気になってもらうー右脳を刺激してイメージを想像させよう
■正しいことを言うだけでは、人は動かない
条件や根拠が揃っても、何か一歩踏み出すものが必要
■人は、イメージを想像することで、感情が揺さぶられる
「頭の中に生まれたイメージ」で動き出す。自分を当てはめて考えるようになるかどうか。
2つのアプローチ
- 聞き手にビジュアルなイメージを直接的に描いてもらう
- 聞き手を当てはめていく、聞き手にそのイメージの中に入っていってもらう
■イメージを描いてもらうために行う2つのこと
ビジュアルを見せる。言葉だけでなく写真や絵、動画を使えるのであればどんどん使う
「たとえば」を使って、具体的な事例を示す
■ピラミッドは、3段で作ろうー「結論」→「根拠」→「例えば」の3段ピラミッド
実例は一つか二つで良い。あまりあげすぎるとわからなくなる。根拠を具体的に説明するために必要な要素だけあげる。
■「想像してみてください」ー聞き手に、イメージの中に入り込んできてもらうために
「想像してみてください」「あなたがもしこの世界を経験するとしたらどうでしょう」
相手は自分の記憶の中にある要素から勝手に、それを想像してくれる。聞き手にイメージしてもらうことで、伝えていること以上に説得力を持つことになる。
第5章 1分で動いてもらう
■「超一言」で包み込む
左脳を納得させ右脳を刺激したら、人は勝手に動くと言う幻想。
「自分の伝えたいことを、一言のキーワードで表す」
「めちゃくちゃ大事な一言」=「超一言」
「覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード」
■「ライブでダイブ」ープレゼンもアーティストと同じ
聞いている人の中に入っていく/人前で話すときの4つのポイント
相手にどうやって届けるか。姿勢、立ち居振る舞い、意気込み、顔つき、目つき、声の出し方、間の取り方、全ての要素をフルに活用しながら聞き手を動かす。
自分の伝えたいストーリーやメッセージに合わせて演じる
・聞いている人の中に入っていく
距離が近づいた方が、聞き手は親近感が湧く
・人前で話すときの4つのポイント
- 視線:しっかりと聞き手を見る
- 手振り:多少、動きをつける
- 声:「相手と対話するように」声を届ける
- 間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる
目的を見失わず、やるべきことを全てやる
■「リトルホンダ」を作るーいかに「相手の立場」に立って話すか
「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキルでもある
「離している自分と相手を俯瞰で見る」
相手から見て自分がどう写っていて、どんな話をして欲しいのかを感じながら、客観的な自分が自分を見ながら言うべきことを決める
「相手の気持ちになる」相手に憑依した感覚になる
・「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキルでもある
主観の自分を意識していくことをメタ認知と言う。優れたビジネスリーダーはメタ認知力が優れている
■根回しだって、アフターフォローだって必要ならばやろう
かっこいい、悪いで仕事をしない。相手を動かすためにできることを全てやる。
第6章 「伝え方」のパターンを知っておこう
結論ではさむSDS/新しい取り組みを説明するときのPCSF
・結論で挟むSDS
結論(受け入れ準備)→根拠→結論(記憶に刻み込む)
・新しい取り組みを説明するときのPCSF
Problem(問題)→Change(変化)→Solution(解決策)→Future(未来)
■伝えたい言葉はあるか
一番重要なことは、あなたの「想い」
これから伝えようとしてることは、自分が一番詳しいし、自分はそのコンテンツに一番自信を持っているし、一番好きだという思いを持つ。
■動かしてなんぼ
相手が動くためにできることを、全てやりきる。そのための時間を惜しんではいけない。
第7章 実践編
・相手は何を質問しているのかを見つける
YES/NOで答えればいいのか、アイデアを聞かれているのか、懸念点を答えればいいのか
結論→理由→具体例で答える。結論を先に決める。
・配慮はしても遠慮はするな