2020年6月5日 知識を操る超読書術

BU(◎)DOHです。

本が読める日は幸せです。ここ1週間は就活を忘れて読書へ没頭って感じですね。

 

日誌

今日はメンタリストDaiGoの『知識を操る超読書術』を読みました。

 

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■第1章 読書にまつわる3つのフェイク

・非科学的な読書術をぶった斬る

速読に囚われると内容が置き去り、多読を目指すと目的を見失い、選書にこだわると自分の都合の良い本ばかり読んでしまう

・速読の嘘

読むスピードを上げると読んだ気になるだけで内容の理解度はむしろ下がる。
読書のスピードと時間を決める要素の中で、目の動きや周辺視野が占めるのは10%以下しかない。

読書スピードには遺伝子が関わる。

読む本、読む箇所を減らすスキミング

 スキミングの方法
  1.その本を読むことによって何を手に入れたいのかを考える。
   →読むべき箇所が10分の1に減らせる。
     注目ポイント:表紙(カバー),帯,目次,1つの章
  2.表紙(本の内容を要約したタイトルとキャッチコピー)をスキミングする
  3.目次(本の構造や骨組み)をスキミングする
  4.どこか1つの章を拾い読みする
   →自分のレベルと照らし合わせて、知っている・知らない情報が半々くらい
※効果的に行うためには、「基礎知識」を持っていること

導入部分と結論部分を重点的に読んで文章構造を読む。


・多読の嘘

ほしい知識が明確であれば、少ない情報でも多くの知識を得ることができる

集中状態とは「フロー状態」のこと
 条件1.目の前に危険が迫っている時
 条件2.「自分の成長」や「自分の生存」に役に立つスキルが得られそうだとイメージできる時。つまり、切羽詰まっている状況と自分の役に立つスキルが得られる状況

知識の土台ができたらジャンルを広げる

 

・選書の嘘

一冊の本から役に立つ知識や情報を選ぶ

良い本は教科書として読み、ダメな本は問題集として使う。どんな本でもアウトプットにつなげる。

 

・ DaiGo流知識を操る読書術とは

アクション1:本を読む準備をする(得たい知識を決める)
アクション2:本の読み方を知る(得た知識を使う読み方、実生活に役立てる読み方)
アクション3:本から得た知識をアウトプットする

 

・コラム 読んでも忘れない記憶術

覚えているうちに復習しても効果は薄い→忘れた頃に思い出して復習する
記憶は「思い出す」たびに強化される→1,2日後、7日後、16日後、35日後、62日後

読みながらではなく、いったん本を閉じて内容を思い出す

 

■第2章 読書の質を高める3つの準備

読む前の準備の有効なテクニック

メンタルマップ

自分の人生の目標や行動を箇条書きにして視覚化したもの。行動を起こす時、理由、メリット、期待していることなどを3つ箇条書きにしてメモ書きする。
→途切れた集中力を復活させること、興味を持続させることになる

「なぜ、この本を読もうと思ったのか?」
  →〜したいから。〜が欲しいから。
「この本から何を得たいのか?」
  →〜のノウハウが知りたい。〜が知りたい。
「読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか?」
  →〜な状況を改善させたい。〜を解消したい。

モチベーションが高いまま迷うことなく読み進められる。

 

・キュリオシティ・ギャップ

好奇心のギャップ
→「自分があらかじめ持っている知識」と「本の中に書かれた自分が知らない知識」のさを意識することが好奇心を刺激し、内容が記憶に残りやすい。

記憶しやすい脳のコンディションを作る心の準備

著者の性格を想像して読む

 

・セルフテスト

自分の現在地を知る「セルフテスト」

 1.十分な時間とモチベーションが足りない
  →メンタルマップで対策。隙間時間にとりあえず読んでみる。
 2.集中力の維持ができない
  →10分間のタイマーをかけてその間の集中
 3.読むスピードがなかなか速くならない
  →特に意味はない
 4.ボキャブラリー不足
  →難しいと感じた用語を書き出し、口惜しさ、理解できなかったもどかしさと言った感情を利用する
 5.本のどの部分に集中すべきか選べない
  →最初から最後まで読まなければいけないという思い込みを捨てる
 6.新しい理論、細かい情報を理解できない
  →理解できるところ、持っている知識との共通点を見つけていく
 7.メインのポイントと議論のポイントが掴めない
  →接続詞に目をつけて、読むべきパート、読み飛ばしパートを見極める
 8.エビデンスの価値が測れない
  →巻末などに併記されている著作から類推する
 9.本の内容を理解するための背景知識や経験がない
 10.馴染みのない分野である
  →遡って入門書を読み、背景知識をつけて再読する

 

・コラム ワーキングメモリを鍛える

ワーキングメモリ(記憶力、理解力、説明能力)
ワーキングメモリを鍛えることでインプット、アウトプット両面の能力が高くなり、読書効率が著しく向上する

 

■第3章 理解力と記憶力を高める5つの読み方

・予測読み

自分の過去や経験からどんなことが書いてあるのか予測すること
→予測との違いを比べることもできるようになり、本の内容に意外性があるほど記憶に残る

興味のある章や見出しから読む

 

・「視覚化」読み

論理構造(前提・解説・結論)を絵でイメージする

 ・前提…自分が本に求めていた目的
 ・解説…読んだ内容に含まれていた役立つ情報
 ・結論…誰かに話す状況を想定しながら要約する

役立つと感じた部分をピックアップし、論理構造としてビジュアル化する

A(疑問)→B(答え)→C,D(根拠) Aの答えはB。なぜならCという実験やDというデータ。

文章のビジュアル化ができると、忘れることなくすぐに思い出すことができる

 

・「つなげ」読み

自分の持っている知識や体験などと結び付け理解度を高める(特に覚えたい部分に絞る)

・Text-to-Text…過去に読んだ本のテキストと結びつける
・Text-to-Self…過去の体験と本の内容を結びつける
・Text-to-World…本の内容と世界に起きている現象を結びつける

 

・「要するに」読み

1段階目…章ごとに「要するに〜ということが書いてある」とざっくり要約する
 大袈裟なくらい感情を込めて短く書き添える。自分がどこに興味を覚えたか判断材料になる。→内容に優先順位がつけられる

2段階目…優先順位をつけた内容をさらに絞り込んで頭に刻む。「自分の言葉」で要約し、まとめていく。「どこに感動したのか?」自分なりの言葉でその本の印象をメモする。

 

・「しつもん」読み

著者にツッコミを入れながら対話をする

効果的な質問例(3,4つピックアップして活用する)

1.この本がテーマとしている問題提起は何か?どんな問題を提示し、どんな解決方法を提案しているのか?
2.この本はどのように始まり、どのように終わったか?
3.あなたはこの本から何を学びたいか?
4.この本が同じジャンルの他の本と似ている部分、違う部分はどこだろう?
5.この本はなぜ重要なのか?
6.この本のタイトルは内容とあっているだろうか?あなたが本のタイトルを付け直すとしたら?
7.この本のキーポイントやコンセプトはなんだろう?
8.本の書き出しをチェックして、作者は読者を引き込むためにどんなトピックを展開しているか?
9.本で扱われているビジュアル要素…チャート・地図・ラベル・グラフ・写真・図解から何を学んだか?それらの要素からどんな種類の情報を得ることができたか?
10.著者は読者に対してどう考えて欲しいと思っているのだろうか?
11.人に勧める時、どの章のどんな情報を一番に取り上げるか?
12.作者はこの本を面白くするためにどのような工夫をしているだろうか?
13.作者の主張のどこに賛成できるか?その理由は?
14.テーマを説明するために作者がどのような事例を出しているのか?興味深かった例は?
15.この本を読んでいるときにどんな感覚になったか?
16.この本で最も重要な一文はどれか?その理由は何か?
17.本の内容を振り返って、自分にとって一番刺さった箇所はどこか?

読み終わった後答え合わせをする。自問自答を繰り返す。
全体的な理解度が上がり、人にそのまま話せるほど記憶に残る。

 

・コラム 記憶の定着を促す戦略的な眠り方

インターリーピング睡眠…睡眠を取らなかった場合と比べると約2倍の記憶力、そう気力の違いが生じる。
 中途半端でも時間で区切り仮眠をとること。

ウェイクフルレスト…読書や勉強の合間に4分から6分ほど目を閉じて何も考えない時間を作る。

 

■第4章 知識を自由に操る3つのアウトプット

・頭の良さは、説明力で決まる

「6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない」アインシュタイン

本から得た知識を定着させ、あなたや周囲の人のために役立てること
読んでいて「これはいいな」と思った方法を実践し、習慣化すること

専門用語、テクニカルタームを短めに投げかけ、わかりやすい「例え」とともに解説すると、説明力のある発言となる。出典やデータを加え、意見を通す。

みんなが覚えていないことを覚え、アウトプットに使うこと

 

・SPICEで説得力を上げる

 S implify(単純化)_伝えたいことをできる限り単純なメッセージにまとめる
 P erceived self-interest(私的利益感)_聞き手の利益になるような言い方をする
 I ncongruity(意外性)_意外な事実に相手の注意が向いているうちに説得してしまう
 C onfidence(自信)_意外性と組み合わせると説得力が増す、自信満々に語る
 E mpathy(共感)_共感を入り口に相手を説得する、適切な質問で相手を探る

メッセージを繰り返して、内容が同じならバリエーションを変えるよう心がける

 

思想書科学書のダブル読み

時代を超えて読み継がれてきた思想書(古典)と、最先端の科学書(新刊)を読み込みアウトプットを深める

出版20年の信頼

難解な古典をクリアするために、古典をスキミングして、再読して、要するに読みで再再読

 

・コラム なぜ私は歩きながら本を読み続けるのか

20分の軽いウォーキングで脳の活動が向上する。運動を始める35分前のカフェイン摂取。運動後4時間が1日のうち最も集中力の高い時間帯